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布哇(ハワイ)貴重資料解説(17) 『本派本願寺布哇開教史』

2012年11月09日 · コメント(0) · 古書, 新刊

英文書名:History of the missionaries of the Honpa Honganji Temple in Hawaii

[本派本願寺布哇開教教務所文書部 編]

本書は今村恵猛(布哇開教総長・布哇別院輪番)開教監督時代の記念碑的な書物で、今村は初代監督里見法璽を継いだ二代目監督であった。共に福井県下の名刹(寺)から派遣された高僧であった。正式開教第一年は1897年(明治30年)と記録される。従って、本書は同派開教20周年に臨んだ史要の記念公刊とも云える。

題辞に大谷光瑞上人(前大法主)および澁澤榮一(男爵)とが並び、題詠に大谷(糸偏に王) 子の方(婦人会総裁)と利井明朗師(執行長)、序文に大谷光明師(新法主)・沢柳政太郎(文学博士)・富士川游(文学博士・医学博士)・高楠順次郎(文学博士)・諸井六郎(帝国総領事)L・E・ピンカム(布哇県知事)の名がみえる。

附録は、「開教使生活」(開教使生活と寺院生活・布教場・布教・雑務)と「歴代開教使一覧」(すでに沼田恵範の名あり・沼田は後に実業家としても成功)の二題。

目次欄はそれ自体一覧してみるに値する。歴史写真・信徒肖像写真等多し。今回の復刻に当り、東京大学大学院総合文化研究科附属アメリカ太平洋地域研究サンター所蔵本を用いた。ご協力に衷心より感謝を申し上げます。

hawai17

【文生書院:復刻版『初期在北米日本人の記録』に収録されています】

ISBN978-4-89253-393-8

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