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「19世紀オランダ商船の航海日誌と勘定元帳 」貴重手稿コレクションーご案内ー

2012年02月23日 · コメント(0) · 古書, 洋古書

アセンデルフト・デ・コーニング『日本滞在記』(1856年刊)執筆の基礎資料他を含む東インド及び日本への航海日誌・勘定元帳手稿コレクション

Logs and Ledges of Voyages to Dutch East Indies and Japan including Assendelft’s Journey to Japan as retold in his memoir “ Mijn Verblijf in Japan” (1856)

オランダ帆船ジョアン号とカタリナ・マリア号の船長を務めたVan Assendelft de Coningh, A.van den Tak, J.Krollによって記録された両船の航海日誌と勘定元帳の手稿(マニュスクリプト)のコレクションです。カタリナ・マリア号は1848年に、ジョアン号は1849年に造られました。ロッテルダムの船会社Van Overzee & Co.所有し、主に東インドと日本への便船として使用されました。最も興味あるのがアセンデルフト・デ・コーニング(1821-90)による両船の航海日誌です。その最初はロッテルダムからスマトラへのジョアン号の処女航海の日誌で、乗組員のリストや簡単な覚え書き,天気観測、航海の様子、スマトラでの商売のことなどが書かれています。次のものは、ロッテルダムから、オランダ領東インドを経由してサマラング・スラバヤ・タゴール・バタヴィア・長崎迄の航海を記録しています。彼は3ヶ月日本に滞在し、後に「日本滞在記( Mijn verbliff in Japan)Amsterdam 1856年刊」を執筆しました。この、コレクションには、1853年にデ・コーニングの後を引き継いで船長になったヴァン・デン・タクによるジョアン号の勘定元帳とカタリナ・マリア号の財務・在庫元帳があります。1858年から1859年の前半部分はJ,Kroll船長によるもので、後半部分は1859年の後半にジョアン号を去りカタリナ・マリア号の船長になったヴァン・デン・タクによるものと思われます。

若干の汚れと、製本に擦れがありますが全体的には非常に良く保存された19世紀のオランダ商船の航海日誌と勘定元帳の手稿です。詳細と画像はホームページ上でご覧頂けます。(KS)

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