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新方志 (xin fang zhi)

2011年02月07日 · コメント(0) · 代理店物

日本では地方史(誌)と言うと「県史」「郡史」「市史」「町史」「村史」という形態の自治体史の事を指し、戦前からの「郷土史(誌)」や地方史研究(雑誌)誌もその範疇に入るかもしれません。しかし、その文献目録について、地域研究・郷土資料図書目録:平成大合併版』, 『地方史文献年鑑 : 郷土史研究雑誌目次総覧』 飯澤文夫編 岩田書院, 地方史研究雑誌データベース等々がありますが、地方史全体を調査できるデータベースが存在しないように思います。まして、その内容まで閲覧できるものは皆無です。

 

① 新方志について
・中国では、日本語の「地方史」のことを「地方誌」といい、「方志」と略称される。「方」は、地方、地域という意味で、「志」は記述、記載の意味である。つまり「方志」というのは、各行政区域における自然、政治、経済、文化及び社会の歴史と現状を全面的・システム的に記述する資料的な文献のことである。その故、地方誌は地方の百科全書とも称される。

・中国の「地方誌」は春秋戦国時代には生み出され、兩漢魏晋南北時代に発展を遂げ、隋唐兩宗時代には刊行が一般化され、元明時代にさらに進化され、淸朝に発展の頂点に達し、民國時代に引き続き改善されて,それらの復刻版も出版されている。

・現在刊行中の地方誌は、中華人民共和国が成立して初めて編纂されるもので、「中華人民共和国地方誌叢書」または「中国地方誌叢書」とも呼ばれている。 1956年に出版計画が立案されたが、文化大革命など国内の諸事情から一時中断し、本格的に編纂が始まったのは1980年代に入ってからである。1978 年に中国社会科学院内に編輯指導促進部のようなグループが置かれ、中国国家國務院によって実施された『地方誌工作条例』によって、当該行政区域における自然、政治、経済、文化及び社会の歴史と現状を全面的・システム的に記述される資料的な文献であると、定義されます。 「新方志」というのは、1949年中国が成立して初めて編簒・刊行された「地方誌」のことを指します。

・現在「新方志」として約2万冊が発行されているようですが、その内約7,233冊が内容まで閲覧可能なデータベースとして発行されており、年間約1,500余冊がこのデータベースに追加される予定になっております。とりあえず、その7,233冊のうち5,711冊の各冊の題名が以下のところでご覧いただけます。

 

中国研究には必須の資料と思いますので、 「新方志」のご案内 ページを是非ともご高覧下さい。

(Y.O.)

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