本郷村だより

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<スパイ学>のすすめ

2010年11月02日 · コメント(0) · 洋古書

先日、アメリカでアルカイダが送りつけたと思われる爆発物が発見された。あるテレビ番組の中で、
米・英・ロシア・中国における<スパイ活動>に関する研究は非常に進んでいるのに反して、日本における研究は驚くほど大変未熟なものであると、
コメンテーターが話をしていた。
弊社は
【近現代における諜報機関の研究・ESPIONAGE AND
CRYPTOGRAPHY】
という洋古書コレクション〔441タイトル〕を所有している。これは、近著:The Defense of the Realm, on the spy agency MI5の著者であるBritish intelligence scholar-Christopher Andrew教授(ケンブリッジ大学)が教室のスタッフを動員して直接収集に当って頂いたコレクションで、この紹介文も書いて頂いておりますので、是非ご精読をお願いしたい。

某日、ご案内した某教授からご自身の大学では購入して貰えないから、ご自身が自由に使わせて貰える○○大学校へ是非勧誘して貰いたいとご依頼を頂いた。早速ご案内したが反応無し。実際、我が国の大学図書館における「スパイ関連」の本は極めて少ない。日本人の性格が反映しているのでしょうか?

近代の歴史に見れば、スパイ研究はローマ法王の文書を安全に届けるために研究された暗号学によって発展したとされており、16世紀初頭には多くの研究書がすでに出版されていた。下記がその例です。

Hyoshi Hyoshi03

翻って戦後の日本を見ると、敗戦後すぐに緒方竹虎が奔走して組織した内閣調査室があり、敗戦国でもその様な組織の重要性がいち早く認識されていた。更に、最近話題となった佐藤栄作首相が、非核3原則と同時並行的に西ドイツと核兵器製造の秘密交渉を持ったという事実が明らかにされ、日本でもそのようなインテリジェンスの動きがあったことに安堵を感じている。しかし、コンピュータが発達し、エシュロンに代表される組織の存在が顕在化する今、「スパイ研究」は絶対に必要であり、そのための基礎的な資料は不可欠だと思われる。やはりスパイ研究は国の命運に関わる重要な事と信じてやみません。

以下が弊社の【近現代における諜報機関の研究・ESPIONAGE AND CRYPTOGRAPHY】の写真類です。 (KS-YO)

詳しくは;弊社のホームページをご高覧下さい。

  Spy01   Spy02

(尚、弊社では、現在吉原氏の御指導の下で、内閣調査室設立資料を資料化すべく準備中であります。)

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