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ジョルジュ・ビゴー

2010年10月13日 · コメント(0) · 古書

ジョルジュ・ビゴー(1860-1927)は、フランスの風刺画家、風俗画家
です。パリに生まれ、十二歳という若い時期から美術学校(エコール・デ・
ボザール)に入り、絵を学びました。ジャポニスムの隆盛期にフランスへ
持ち込まれた浮世絵に強く魅かれ、日本への思いは強くし、渡航を決断
します。当時陸軍大学校で教官を務めていた在日フランス人のプロスペ
ール・フークの伝手を得て1882年(明治15)に来日します。
ビゴーはフークの尽力と陸軍卿・大山巌の紹介を得て2年間、お雇い外国人として絵画の講師に雇用され、安定した立場と高額の報酬を得ることができていました。

日本を知るために、ビゴーは外国人があまり住むことのなかった東京の
下町に住み、花街に通い、日本人を妻にして日本語と文化を学びます。
そこで人々の生活の描写から、外国との交渉の風刺など幅広い事物
をテーマにとりあげて絵画を描きました
。それは、当時の彼の作品には日本人が興味を持たなかった(当たり前すぎて題材にしなかった)ものも多く題材としており、今となっては
どんな文章でも伝えられない明治初期の日本の雰囲気を伝えてくれる貴重な資料にもなっています。

そのビゴーの本を2点入荷しました
☆警察のたぼう        ☆国会議員之本
(どちらも経年による多少のシミ有り)

                                 
                                      警察のたぼう
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東京の街角で見かける普通の警察官たちの生活を描いた漫画集。
1891年(明治24年6月20日号)ロンドン発行の画報紙『ザ・グラフィック』に、「『警官のたぼう』は日本人をユーモラスに描いた本として大変評判で
ある」とこの本が紹介されています。

                                            国会議員之本
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1889(明治22年)年に大日本帝国憲法が発布され、翌1890(明治23年)に第一回衆議院議員総選挙が行われました。この画集はこの時の
選挙の模様や国会議員に圧力をかける壮士などを風刺したものです。
大隈外相暗殺未遂事件によって諸外国との条約改正が頓挫した背景を
描こう としたものでもあります。                                                          (AO)

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次回のブログでは詳しく紹介しますので、お楽しみにして下さい!!    

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