本郷村だより

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戦後70年企画「戦後池袋-ヤミ市から自由文化都市へ-」

2015年08月26日 · コメント(0) · イベント情報

【主催】豊島区・東京芸術劇場・立教大学

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実行委員長のメッセージ

昭和20年4月13日、所謂、城北大空襲は、池袋を焼き尽くした。
8月15日終戦。この時、壊滅的打撃からいち早く立ち上がったのは通称ヤミ市と呼ばれたマーケットである。それは、灰土の中に点された熱い池袋人の思いの結晶であった。闇の向こうに底光りがあり、大正ロマンが残光を繋いだ。
立教大学・自由学園など自由教育の地盤、アジアからの熱いまなざし、宣教師たちの西欧文化移入、絆に紡がれた雑司ケ谷の文化遺産がこの地にあった。
池袋は自由文化都市の先進性を伝統としていたのである。ヤミ市を、人は自由市場と呼ぶ。ヤミ市の底深く流れていたのは、この自由への思いである。
自由は常に渇望から生まれる。人々の渇望の坩堝がヤミ市であった。訪れた平和のエネルギーがこの地にあった。しかし、平和への思いの風化は進んだ。
私たちはこのエネルギーの所在をしっかりと見つめなおしたいと考えた。
忘れてはならないと考えた。
ここで、世界を牽引する日本のマンガ文化・アニメ文化の担い手が育まれ、池袋モンパルナスの若き芸術家の魂が躍動し、江戸川乱歩等の大衆文化が胎動した。笑いは楔を放ち開放され、映画館に鈴なりになり、歌謡曲やジャズと一緒に、恋は町にあふれ、躍動のリズムが劇場に鳴り響いた。
昭和30年代まで、池袋西口のヤミ市は、存続した。
池袋のヤミ市が担ったのは、飲食のみではない。衣料品、おもちゃや模型店が並び、多くの婦人子供の足を止めたという。他のヤミ市以上に庶民の生活に密着していたのである。
戦後70年を迎える今日、文化創造都市池袋は大きな節目を迎えた。
この企画は「池袋学」の上に戦後池袋の平和への原点を刻む試みである。

2015年6月 「池袋=自由文化都市」プロジェクト実行委員長 渡辺憲司

公式サイトはこちら      http://www.ikebukuro2015.com/
東京芸術劇場HPはこちら  http://www.geigeki.jp/performance/event110/

【日程】

シンポジウム   2015年9月12日 (土)
展示               2015年9月14日 (月) ~ 9月22日 (火)
屋外イベント   2015年9月18日 (金) ~ 9月20日 (日)

● シンポジウム ●
◎「戦後池袋の検証―ヤミ市から自由文化都市へ」
戦後の池袋は、ヤミ市と呼ばれるマーケットを中心に都市の活力を蓄えた。食料や物資を求めて多くの人々が集い、そこにさまざまな交流が生まれた。ヤミ市の世界は、混沌であると同時に新たな活力の源泉でもあった。また、日本が敗戦からの復興を遂げた後にも池袋の街にはヤミ市が残り、自由で柔軟な都市文化の基点となった。今回のシンポジウムでは、戦後70年という地点から池袋の歴史と魅力に迫り、“自由文化都市”としての未来を考える。

日程:  2015年9月12日(土)14時~16時
講師:  川本三郎(評論家)
           マイク・モラスキー(早稲田大学教授)
           吉見俊哉(東京大学教授)
司会:  石川巧(立教大学文学部教授)
会場:  立教大学 池袋キャンパス 11号館地下1階 AB01教室
料金:  無料
申込方法: 以下のお申込みフォームにご記入のうえ送信ください。
https://ox03.asp.cuenote.jp/mypage/regist/bRsbbRbRTbgTs3wjU
          ※お申込み時にいただく個人情報は、本セミナーのお申込み以外の
            目的には使用いたしません。要事前申込。

● 展示 ●
◎「戦後池袋~活力の記憶を辿る」
ヤミ市時代の記録や記憶を多彩な展示でご覧いただく。写真パネル、ヤミ市のスケッチ、ジオラマのVTR、ラジオ音源、カストリ雑誌などによって当時の世相・文化を紹介。オープニングでパルコキノシタによるライブ・ペインティングも行う。
   ギャラリートーク 《プログラム案》 ※各回13時~14時半を予定
   9月14日:「今、ヤミ市を考える意義(仮)」渡辺憲司   「戦中の文化人:江戸川乱歩と武井武雄 」平井憲太郎+(イルフ童画館館長)+山田智稔
        15日:「女学生の見たヤミ市」上原すゞ子+伊藤縫子
        16日:「タイトル未定」海保洋一+ひろば千早(B)
        17日:「タイトル未定」高木継夫+ひろば千早(A)
        18日:「私の描いたヤミ市と暮しの記憶」矢島勝昭
        19日:「記憶に残るヤミ市」内山數子+田原俊夫
        20日:「ヤミ市の記憶と池袋西口の発展(仮)」齋木勝好
        21日:「ヤミ市での商売」内田嘉行+尾上多喜雄
        22日:「大学生が考察した池袋ヤミ市」古田土紗季 「ヤミ市からの出発=副都心形成へ(仮)」石槫督和
日程:  2015年9月14日(月)~22日(火・祝)10時~19時(14日のみ13時から)
会場:  東京芸術劇場 5階 ギャラリー1
料金:  無料
お問合せ:  東京芸術劇場 事業企画課 事業調整係 03-5391-2116

◆文生書院:カストリ雑誌・紙芝居 展示即売◆

場所:   東京芸術劇場 5階 ギャラリー1 前
日程:  [展示] 2015年9月14日(月)~22日(火・祝)
           [即売] 2015年9月18日(金)~22日(火・祝)

【占領期日本の出版物と検閲 ~プランゲ文庫とは~】 [展示]
「20世紀メディア情報データベース:占領期の雑誌・新聞情報1945-1949」のデモンストレーション・お試し操作
【GHQによる検閲の様子】 [写真展示]
【カストリ雑誌】 [即売]
赤と黒、アベック、ヴイナス、Windmill、うきよ、オーケー、オール猟奇、オール・ロマンス、怪奇雑誌特別増刊「日本一」、怪奇雑誌別冊、奇抜雑誌、奇抜別冊、狂艶、くいーん、好色世界、サン、実話、実話犯罪読物、真相特集版、政界、ジープ、青春タイムス、性文化、千一夜、旋風、探訪読物、だんらん、内外旬報、ナンバーワン、人魚、人間復興、ネオリベラル、犯罪実話、犯罪百面相、人人、夫婦雑誌、文化グラフ「S」 、別冊週刊サンケイ、ホープ、マダム、明暗、物語、夜話、妖奇、読物クラブ、読物と娯楽、楽園、リーベ、りべらる、猟奇、レポート、レポート別冊、ロマンス、ほか
【戦後紙芝居】 [展示・即売]
蕗の下の神様、良寛さま、元気になった繁君、蜘蛛の糸、若竹の如く、母よいづこ、赤い蝋燭と人魚、親切な兄弟、手をふるきかんしゃ、あばしりの鈴蘭、網走の鈴蘭、しゃぼんだま、りんりんかぽかぽ、ほか
【探偵小説雑誌】 [一部分展示]
宝石、別冊宝石、妖奇(トリック)、鬼:探偵小説研究、新探偵小説、真珠、ほか

 

◎「戦後池袋の住人・江戸川乱歩が視た世界」
江戸川乱歩の「貼雑年譜」の未刊行巻を紹介。乱歩が撮影した映像フィルムの上映や、土蔵内の書棚をパネルでご覧いただく。
日程:  2015年9月14日(月)~22日(火・祝)10時~19時(14日のみ13時から)
会場:  東京芸術劇場 5階 ギャラリー2
料金:  無料
お問合せ:  東京芸術劇場 事業企画課 事業調整係 03-5391-2116

◎「雑誌『婦人之友』に見る市民生活」 
激しい空襲で焼け野原となった池袋。奇跡的に残った婦人之友社と自由学園明日館からは、池袋駅が一望できたという。戦時中も発行を続けた『婦人之友』の誌面から、昭和20年の市民生活を紹介する。
日程:  2015年9月15日(火)~22日(火・祝)10時~16時(入館は15時30分迄)
休館日:月曜
会場:  自由学園明日館
料金:  400円
お問合せ:      自由学園明日館 03-3971-7535

◎「戦中・戦後の立教学院」
池袋とともに歩み、「自由の学府」として発展してきた立教学院。その戦中・戦後の姿を、近隣の様子と合わせて紹介します。
日程:  2015年9月14日(月)~22日(火・祝) 10時~17時
会場:  立教学院展示館(豊島区西池袋3-34-1 メーザーライブラリー記念館2階)
お問合せ:  学校法人立教学院展示館事務室 03-3985-4841

◎ 旧江戸川乱歩邸「旧江戸川乱歩邸特別公開―戦後乱歩―」
江戸川乱歩が、昭和9年から、70歳で死去する昭和40年まで、約30年間暮らした家です。書庫として使用した土蔵、増築した洋風の応接間などを公開しています。愛用品や書籍の展示もおこなっています。イベント期間には、少年探偵団シリーズなど、おもに戦後に発表された作品を中心とした特別展示を予定しています。
日程:  2015年9月14日(月)~22日(火・祝)10時30分~16時 会期中は無休
会場:  旧江戸川乱歩邸(立教大学江戸川乱歩記念大衆文化センター)
お問合せ:  立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター 03-3985-4641

◎「池袋ヤミ市と戦後の復興《秋の収蔵資料展》」
戦後の池袋駅周辺復興の道筋を、池袋ヤミ市の模型、関係資料、写真等を用いて紹介。【展示みどころ解説:9/26、10/24、11/28の14:00~14:40】
日程:  2015年9月14日(月)~11月29日(日)9時~16時30分
会場:  豊島区立郷土資料館(豊島区勤労福祉会館7階)
お問合せ:  豊島区立郷土資料館 03-3980-2351

◎「没後50年―不滅の江戸川乱歩展」
昭和は遠くなりにけり―といわれる昨今、江戸川乱歩は昭和40年の没後から50年の今年なお読み継がれ、映画・舞台・アニメに引っ張りだこ。その魅力の源泉を、横溝正史・高木彬光ら同志たちとの交歓を通じて探る。
日程:  2015年9月1日(火)~10月3日(土)9時30分~16時30分(入館は16時迄)  9/14~9/22は無休(以降毎週日曜・月曜・祝日は休館)
会場:  ミステリー文学資料館(豊島区池袋3-1-2 光文社ビル1階)
料金:  300円 ※9/14~9/22の期間中パンフレット提示にて入館無料
お問合せ:  ミステリー文学資料館 03-3986-3024

● 屋外イベント ●
プロジェクト全体のテーマは、池袋ヤミ市の検証を通じて「戦後のエネルギーの源を振り返る」ことであり、そのために当時の雰囲気や復興に向かう戦後大衆文化の活力を表現することに努める。また地元商店街・企業・町会・諸団体等との協働によって池袋西口の賑わいづくりに寄与する。

◎ 1)ヤミ市風“自由市場” 池袋西口ホッピー祭り
日程:9月18日(金)15時~20時/19日(土)11時~20時/20日(日)11時~19時
特別協賛:ホッピービバレッジ株式会社

◎ 2) 池袋昭和懐メロステージ
歌謡曲、オールディーズ、ジャズ、カントリー、ブルースなど、戦後を彷彿させる音楽の生バンド演奏を行う。
日程:9月18日(金)16時~20時/19日(土)12時~20時

◎ 3) 池袋昭和歌謡のど自慢2015
「昭和歌謡」をコンセプトとした素人カラオケ大会。昭和63年以前に発表された曲から各自好きな曲を選び、自慢の喉を競い合う。優勝賞金5万円の他、パフォーマンスに秀でた出場者にも賞金記念品を多数用意。出場希望者の募集は事前に行う。
日程:9月20日(日)12時~19時
お申込・詳細は特設サイトへ http://s-nodojiman.com/

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