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Fore-Edge Printing について

2011年11月16日 · コメント(0) · 出版物, 古書, 新刊, 洋古書

Fore-Edge Printing (小口絵印刷)

て何だろう?

ここでは何度も小口絵本(Fore-Edge Painting)について説明してきました。それは17世紀後半より英国で起こった技術で普通の状態では金箔の貼ってある普通の本の小口としてしか見えないものが、一度その小口を斜めに押す(fanという言葉を使うそうです)と忽然と綺麗な絵が出てくると言うものです。不思議な事にこの種の本は、ヨーロッパ大陸には無く、英国で突然変異的に生まれたようです。それも最近になるまで知る人は極々稀で、ブリタニカ百科辞典にもその記載が長期間無かったそうです。

弊社では、小口絵本を集めるとともに、之の技術を印刷で出来ないか数年をかけて研究してまいりました。試行錯誤の結果、少部数ではありますが小口絵印刷と言えるものが出来ましたのでここにご案内も申し上げます。

勿論、手間もかかり普通の本ではご提供できませんでしたので、「日露戦争Photoクロニクル」の豪華特装本として試みてみました。単に一面の絵が出てくるだけの小口絵では面白くありませんので、両面に出てくるものを工夫致しました。つまり、ダブル・フォアエッジと言うものであります。右に押しますと海軍の絵が、左に押しますと陸軍の絵が出てくる寸法です。それに豪華本でありますので、小口三方に金箔を施し、装丁も著名な装丁家の奥定泰之氏にお願い致しました。

ここに、11月9-11日に横浜で行われました図書館総合展で発表いたしましたポスターをご案内申し上げます。小口絵(Fore-Edge Paiting)から小口絵印刷への転移を簡単に説明いたしました。詳しくは近日中に弊社のホームページで発表致したいと思っております。

 Poster-Fore-Edge1

Poster-Fore-Edge2

Poster-Fore-Edge3

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