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George Grosz(ジョージ・グロス)

2011年09月27日 · コメント(0) · 古書, 洋古書

以前、風刺画(諷刺画)の事で、ジョルジュ・ビゴーの事を紹介していますが、
今回は20世紀最大の風刺画家(諷刺画家)と呼ばれたジョージ・グロス(ゲオルゲ・グロッス)の本を入荷しましたので紹介いたします。

George Grosz
ジョージ・グロスは1893年に生まれたドイツ出身の画家。

   200px-George_Grosz_1930
    (ウィキペディアから画像を引用)
Groszはポーランド語読みでグロッシと表記される場合もあり、またドイツ語読みでゲオルゲ・グロッスと表記されることも多いですが、これらは誤りです。ドイツの民族主義や愛国主義を嫌って、自らの名前を英語読みのGeorge(ジョージ)に、苗字をハンガリー語表記のGrosz(グロス)に変更します。 
  
グロスはナチスの台頭に併せてアメリカに亡命しました。しかし、アメリカに亡命後はイラストから水彩、油彩がなどの作品を残していますが、彼の真骨頂である社会諷刺の筆が鋭さを失なわれてしまいます。 その後、アメリカに帰化。ですが、ドイツにいた頃ほどの印象は残せないままでした。

また、既成の秩序や常識を否定し極端な反理性・反道徳主義を唱えたダダイストで、ベルリン・ダダの主要メンバーの一人でもありました。

 img20090519_p 
                    1922年(大正11年)
               ベルリン・ダダの時の作品

  
   grosz29[1944]
                         1944年(昭和19年)
           終戦後のナチスを皮肉った作品

 
20世紀最大の風刺画家といわれるだけあって、様々な著名人にも影響を与えています。超現実主義者(シュルレアリスト)であったハンス・ベルメールもグロスの社会風刺画に影響を受けていました。日本では、画家である柳瀬正夢はグロスに傾倒しています。昭和期の洋画家である松本竣介は、その柳瀬正夢が編著した 『無産階級の画家 ゲオルゲ・グロッス』を愛読し、影響を受けました。 グロスの社会風刺や思想的なものはほとんど見られないですが、グロスの線描のタッチからの影響が強かったそうです。

先程、記載しました
『無産階級の画家 ゲオルゲ・グロッス』
『ゲオルグ・グロッス画集 George Grosz Ecce Homo 』
                                                                  を入荷しました。下のリンクから見る事ができます。

                                   こちらからご高覧下さい

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