本郷村だより

文生書院のブログ

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布哇(ハワイ)貴重資料解説(6) 『布哇同胞發展回顧誌』

2012年05月08日 · 出版物, 古書

英文書名:Memoire of the Japanese in Hawaii  英文書名:The Japanese in Hawaii

〔日布時事社  相賀安太郎監修 日布時事編集局〕

デザイン的にみて、表紙はうまく纏まっているが、本文中に盛んに広告を差し込んだためにやや読みにくい部面がある。本書は、ハワイの日本語新聞の草分け『日布時事』の創刊25周年記念出版物で、「はしがき」は同社々長兼主筆の相賀安太郎(本書監修者・号は渓芳)が執筆している。

巻頭の「布哇の変遷と日本人」は一読以ってハワイに関する実相の概要を要領良く窺うに足るものである。次いで、「産業」、「商業」、「宗教」、「教育」等々と順を追って考察し、日本人社会の変遷の歴史を回顧。終章は、「日布時事社の歴史」となっており、活字と写真で構成される。

同社の、整然とした事務局や印刷工場の光景は、躍進する日本人社会の木鐸に相応しい。なお、付録部分には冠称として「日布時事附録」ともあり。

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〔目次より〕 ◇布哇の変遷と日本人 
◇布哇の産業:製糖,鳳梨,米作,珈琲,バナナ,煙草,サイサル,小農事業,果物,漁業他
◇布哇の商業:日布貿易,日本人商界の変遷,米布貿易,郵便為替他
◇日本人と宗教
◇日本人と教育:日本語教育,公私立学校歴史,汎太平洋第1回教育大会開催
◇公共事業と団体:布哇日本人慈善会,其の他7種
◇布哇の一般状態:鳥瞰的に見たる布哇,各島間交通,死刑数,市民権獲得の次代同胞
◇日本人社会の変遷の回顧:半世紀の日本人史実,仏教と同砲の信仰生活,他22種
◇日布時事社の歴史

312p.+はじがき/目次6p.+紹介記事及広告目次4p.+広告6p.(大部分の広告は本文頁に含まれております)

【文生書院:復刻版『初期在北米日本人の記録』に収録されています】

ISBN 4-89253-276-2

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欧州諸国のスキー観光事業の振興に関する貴重資料コレクション

2012年04月26日 · 未分類

Remarkable Collection of European Skiing Brochures.

Ca. 417 brochures [including a few duplicates

and variant issues] printed in years 1930-1990,

on European Skiing.

この度、van Baakと言う方が蒐集された、ヨーロッパ諸国の冬季観光事業の振興に関する、極めてユニークな資料〔パンフレット〕のコレクションについて、我が国に於ける販売を委嘱されましたのでご案内申し上げます。

本コレクションは、1930年以降のヨーロッパ諸国における信じられない様なスキー・ブームの出現とスキー市場のその後の発展に関する魅力的な生の資料(約420点)の宝庫とも言えるものです。各国で作られた莫大な量の販売促進材料が旅行への勧誘の為に配布されました。目を引くものは、冬景観への誘惑を描く大きなポスターで、著名な芸術家達によって制作されました。ポスターには必ず説明のパンフレットが付けられていましたが、これらのパンフレットは同じ広告メッセージですが、魅惑的なテキスト・図面・写真・パノラマ・地図で補足されていました。然し、芸術性のために保存されたポスターとは異なり、殆どは破棄されてきましたので、資料として保存されることはありませんでした。van Baak氏により丹念に蒐集されたこれらのパンフレットは「観光ビジネス」に関する研究にとって非常に貴重な資料です。詳細をPdfファイルにてご覧頂けます。

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布哇(ハワイ)貴重資料解説(5) 『布哇開國史』

2012年04月24日 · 古書, 復刻版

英文書名:History of the Foreign Intercourse of Hawaii 

〔橋本花村/著〕

編者の橋本花村によれば、1918年当時で、従来からハワイの歴史に関する日本語の通説的な良書が無かったので、奮発して本書を自身でまとめたということである。

編者は種本(たねほん)数点を明かしつつ、文章を飾らず歴史の事実を詳細にかつ広範囲に亙って述べている。日本人に関する記述は殆んど皆無といって良い。本書の校訂者は布哇便利社編集部で発行所は布哇便利社出版部(ホノルル)であった。

同社は当時かなり手広くビジネスを展開していた会社で出版業も兼ねていた。同社の出版物に注目すると、『布哇お伽噺』、『日英布会話書』、『布哇西洋料理書』、『布哇叢書』などを出していた。その第1編は『書斎学校社会』(角田柳作著)、第2編は『若き主婦の為に』(赤星千代子著)、第3編は『夕日のない島にて』(神田謹三著)、第4編は『布哇の動物と植物』(土屋泉石著)と続いていた。著者はいずれも布哇生活体験者・居住者・斯界の権威であった。一方、『通俗家庭医典』や『帝国百科全書』など、多数の日本側人気書物、実用書類のハワイ一手販売を手がけていた。

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“本書の材料はアレクサンダ氏の布哇史を基礎としてフヲナンダ氏のポリネシアン人種、ボールドウィン氏のハイワイ地理、ローレンス女史の太古の布哇及び布哇の 今昔、世界と人類、布哇の話等より拾集翻訳して配列した”。第一編:20章(概説よりババス岬)、第二編:2章(カメハメハ一世の代と其の晩年)、第三編:12章(カメハメハ2世からカフマス摂政権の了り)、第四編:17章(カメハメハ3世の初代から同晩年)、第五編:五章(カメハメハ4世の代から革命及び米布合併)。

342p.+写真1p.+自序/凡例/目次14p.+写真版目次

【文生書院:復刻版『初期在北米日本人の記録』に収録されています】

ISBN 4-89253-228-2

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在米 婦人之友 復刻版

2012年04月23日 · 出版物, 復刻版

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新序文・監修日誌より
ようやく『在米 婦人之友』(月刊誌)の電子復刻に漕ぎ着けることが出来、感慨無量である。現物でテキスト(本文等)を読み込んで行く度に、小さな紙片・紙屑・埃が膝の上に落ち、オフィッスの掃除や保健衛生にも気を使ったものである。パルプの寿命の短さにも同情する思いであった。戦前期の在米一般市販雑誌のなかでも、この雑誌は「成功雑誌」の貫禄を示しているが、特に婦人雑誌のジャンルでいえば、日本の『主婦之友』や『婦人公論』や『婦人画報』に匹敵するかも知れない。だが、如何せん、現物が散逸してしまっており、在米日本人研究資料としてはほとんど表面に出る機会はなかった。

幸い、不揃いものとはいえ、北米では議会図書館 (Library of Congress) とシカゴ大学図書館に残っていた。カリフォルニア大学ロスアンゼルス校にも一冊以上所蔵されていることはわかっているが、現時点で詳細は把握していない。ときたま日本の古書市場に並ぶこともあり、眼を配っているところだ。

この雑誌は表紙を創刊当初から多才な芸術家として知られた貴家鳥山画伯が担当しており(第七巻第九号・大正十三年十一月までを中心として)、驚くほどの気品を高めている。画材(題)が日本風流ではなく、月や魚や花が用いられたのは、万国共通の親しみを加え、なおかつ、在米日本人に享ける筆となった。こけしや日本人形やダルマ等、日本情緒色を使っていないのには、それなりの理由があった。また、主筆・社長・社名・印刷所の名義や名辞に数度の変化があり、現地における継続発行の厳しさなども伝えている。

『在米 婦人之友』は、それが名声を得れば得るほど、「在米男女の友」を志向したであろうし、同時期に矢崎天洋主幹の率いる月刊雑誌『在米家庭の友』と競合した。更に「家庭雑誌」であり、「処女倶楽部」・婦人会・日本語学園等々の情報広報誌の役割をも演じた。本誌の英文誌名は一貫して The Japanese women であったようであるが、今回の復刻にあたり、内容を酌んでThe Monthly Journal of Japanese Women Living in the United Statesとした。
監修者・奥泉栄三郎

上記パンフレットが出来ました。ご請求願います。

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著者(ドジソン)の自筆書簡付き、ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」フランス語版 初版 1869年刊

2012年04月23日 · 古書, 洋古書

著者 Charles Lutwidge Dodgson (1832-1898)のフランス語の自筆書簡が見開きに綴じ込んである、贅沢なコレクターの装幀による「不思議の国のアリス」のフランス語版初版です。

http://www.bunsei.co.jp/images/Collection/ForeignCollection/alice03.jpg

手紙はドジソンの特徴である紫色のインクで書かれていますが、ぎごちないフランス語で書かれています。Mrs. Frederik Richards宛の3ページの手紙で、”Lundi”の日付とC.L.Dodgsonの署名があり、手紙には彼女の招待(サロンで堅苦しいフランス語を話すよりも、ある少女との散歩と会話をすることを薦めている)に対しての御礼を書いています。

装幀は、当代の木目調濃紺のモロッコ皮、背金箔装、フロントカバーの中央に白ウサギと背面カバーにチェシャイア猫の金箔メダリオンの肖像画・両側に金箔トリプルフィレットの境界線、三方金、豪華な金箔内側の境界線等で構成されています。そして元の出版社の金箔ブルークロスも保存されています。ジョン・テニエルによる42枚の木彫版挿絵入り本です。

弊社のホームページ≪洋古書コレクション≫に掲載しましたのでご高覧願います。(KS)

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布哇(ハワイ)貴重資料解説(4) 『布哇活動の大和民族』

2012年04月06日 · 古書, 復刻版

英文書名:Progressive Japanese race in Hawaii

〔本重眞壽堂(布哇)   武居熱血/著〕

大正6年の時点で著者兼発行人の武居熱血は、ハワイ総人口の約5割を占めた日本人とその社会状態を摘記し、各島写真の部と記事の部とに分けて一冊とした。

前者は目次欄で「風景・植物・学校・精糖所等の写真」といっているが、実際には人物写真が圧倒的な分量となっている。記事の最後は「著者の眼に映じたる壱萬弗以上の成功者」となっており、それなりの「成功組」の実態を紹介している。

本書の印刷は日布時事社が担当したこともあって、『日布時事』紙の一大広告も載せている(他の新聞広告はひとつも載せていないところに注目・当時ハワイの新聞雑誌社数は26社)。

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本書は「布哇王朝史」「布哇一覧」「布哇みやげ」に続く著者の続編で写真が其の大半を占めています。断片的な傾向もありますが、当時の各島の様々な情報、例えば、日本人創業株式会社一覧、日本人の団体及組合、日本に本店を有し布哇において営業する会社及び商店、布哇に於ける新聞雑誌社、国籍離脱者等々、現在の時点では非常に入手困難な情報が多く記載されています。

61p.+自序/目次2p.+写真(各島)12p.+(オアフ島及びホノルル)40p.+(加哇島)16p.+(馬哇島)26p.+(布哇島)8p.+広告22p.

【文生書院:復刻版『初期在北米日本人の記録』に収録されています】

ISBN 4-89253-228-2

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アラブ馬の繁殖に関する資料コレクションー275タイトル・1200冊ー

2012年03月29日 · 古書, 洋古書

この度、下記のコレクションを入手する機会を得ました。

A Library on Ababian Horse Breeding

275 works in roughly 1,200 volumes, published in the years 1775-2008

本コレクションは、馬の繁殖に関する、この種の資料のコレクションとしては恐らく最大のもので、過去数十年の間に世界の古書市場で見ることは有りませんでした。殆どが、オリジナル本や初版本で、1775年から2008年の間に、オースティン、カイロ、シカゴ、エディンバラ、ヒルデスハイム、ロンドン、ニューヨーク、オックスフォード、フィラデルフィア、リガ、シドニー、テヘラン、ワルシャワなどで出版されたものです。A4版、46ページの画像入りパンフレットを弊社ホームページ上に掲載致しました。ご高覧願います。(KS)

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「小口絵の世界へ」展・講演会

2012年03月25日 · その他, 古書, 洋古書

An Exhibition of 108 Fore-Edge

Painting Books    ([小口絵の世界へ]展)

日時 : 2012年1月27日(金) 28日(土) 29日(日) 10:00~17:00
場所 : 東京古書会館  東京都千代田区神田小川町3-22  2階情報コーナー

一日目: 「タイトルから小口絵へ   

- 書物の前小口の機能について-

高宮利行氏 (慶應義塾大学名誉教授 英文学者)のご講演内容

Fore Edge Paintingが生まれるまでのヨーロッパにおける図書の歴史について。 

 

“小口絵本のすばらしさは、本を手に取って開いたときの驚きに尽きます。

手書きの小口絵の実物は、今回の展覧会ではじめて見ましたので大変新鮮

でしたが、やはり高価な本ですので、実際に本を手にとって開いてみることが

できなかったのが少し残念でした。むしろ、小口絵の歴史を語ってくださった

高宮先生が実演して見せてくれたのには感動いたしました。とはゆえ、

わたしは印刷で小口絵を試みていますが、この展覧会を観て、手書きの

再現性の高さを印刷でめざしたくなりました。”

松田行正(グラフィック・デザイナー)

 

二日目【鼎談会 「本が本であるために」】 

奥定泰之氏 (グラフィック・デザイナー) 

● 僕はグラフィックデザインをやる傍ら学校でも教えていて、授業の中で様々な課題を与えるのですが、「ギリギリの本を作ろう」というテーマは必ず出します。

● 今回のテーマについて僕は全く答えを用意していませんが、2009年に『JOHNNY TOO BAD内田裕也』という僕なりのギリギリの本を作りました。

● 僕は電子書籍を作ったことがあって、ある本をiPhoneアプリにしたいと言われた。それで出版社の人に「儲けはあるんですか?」と聞いたら全くないと。

● 去年ペーパーショウで色々な人が選んだ本が展示されていて、松岡正剛さんが持ってきたある詩集に絵が描き込まれていたんです。それは学ぶためのものではなく、落書きのような、本を堪能して思わず書いてしまったような印象を受けました。

津田淳子氏 (グラフィック社『デザインのひきだし』編集長)、

● 印刷や加工のことばかり追いかける本を作っているので、そういうものであれば何でも好きなんでしょと言われます。でも私が良いと思うのは、あくまでその技術が必要だから・その本をより良くするためということがちゃんと意識されている場合です

● ちなみに私はアドニスラフという紙が好きなんですけど、松のいい匂いがするんですよ。普通は読んでるときに匂いをかいだりしないでしょうけど、でも実は無意識に記憶していて、本に対するイメージを左右しているのかもしれません。

● 私も紙の本が好きなので、ここ十年はもう電子はやめようという立場で出版業界に身を置いていますが、洋書だと楽しむための本であってもあっと言う間に電子化され、それが受け入れられるのに、日本だとなぜそうならないのか、色々と考えてみてもわからないんです。—— この先日本人だけか電子書籍に抵抗感を持ち続けることになるかどうかはわかりません。

● 私は日本人が本という形にこだわっていると感じる大きな理由は、他の国に比べて紙の種類が圧倒的に多いからです。特殊紙と呼ばれているものだけでも八千以上あって、本を作るときにこれほど紙を選ぶ国はありません。

長村玄氏 (元大日本スクリーン・各種コンサルタント・活字研究家)

● 津田さんが先程言われましたが、電子書籍が現在のように紙の本のメタファーを追求しても絶対に凌駕することはあり得ませんよね。その存在価値は、あくまで紙の本では絶対にできないことにかかってくる。単に文字を読み進めていくだけなら何の有用性もないでしょう。

● わざわざ分類する必要はないですが、大ざっぱに「楽しむため」と「知るため」の本があると思います。教科書とか辞典は後者ですが、そういう類のものはかなり電子化が進んでいる。今から五十年前に父親が買ってくれたブリタニカは、初任給が三万円の時代に三十万円もしたんです。そのうちCD-ROMが出てそれも初めはかなり高額でしたが、どんどん安くなりやがて無くなってしまった。

● 私が聞いた話だと、今の学生さんは上製本が怖いって言うらしいんですよ。値段もあるんでしょうけど、敷居が高いというか、圧迫感があって手に取れないと。

● 七年程前から小沼さんと企画を進めていた『日露戦争PHOTOクロニクル』が昨年末に刊行されました。装丁は奥定さんにお願いしました。打ち合わせのときはいつも「新しいことをしたいよね」と話していたのですが、今回の展示のことを聞き、現代の印刷技術でFore-Edge-Paintingができたら面白いんじゃないかと盛り上がったんです。それで色々な人に声をかけ知恵を借り、日本に一台しかない特殊な印刷機を使って『日露戦争PHOTOクロニクル』にFore-Edge-Printingを施しました。文生書院さんから豪華特装版として200部限定で出版されることになりましたが、ただその印刷機であればどんなものでもできるわけではなく、この本にあったアタッチメントを試行錯誤した上でどうにか成功しました。

  

三日目: 「古書店も新刊書店も『本屋』である』

石橋毅史(ジャーナリスト:「『本屋』は死なない」の著者のご講演内容

書店の存在意義・そこで働く人達の生きざま等々について。

 

以上三講演会の写真は弊社ホームページに掲載されております。

是非ご高覧下さい。

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布哇(ハワイ)貴重資料解説(3) 『布哇日本人發展史』

2012年03月23日 · 古書, 復刻版

英文書名:Development of the Japanese in Hawaii

附録:漂流談 〔真栄館 森田榮/著〕

揮毫は海軍大将出羽重遠の「国の平和と発展とを保証寿るものは只力あるのみ」、前布哇総領事永瀧久吉「須知」とであり、序文は布哇領事有田八郎と粒揃いである。

有田は、本書をして「日本人に関する空前の好著たり」と言わしめた。私も同感である。折り込みの布哇地図(カラー印刷)一葉あり。貴重な歴史写真が豊富であるのは、恐らく著者の森田栄(愛媛県出身・米領布哇県オアフ島住民)が有能な写真師で、発行所「真栄館」は彼の経営する写真館の別看板であったことを想えば、充分に納得が行くというものである。

附録は「漂流談」とあって禁転載とも。内容は中浜万次郎一行の漂流関係文書集である。本書は大正4年の出版物で、明治元年の出稼ぎ布哇渡航から数えて彼等の「50年記念史」でもあった。奥付けに「正価参弗」とある。

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著者の森田榮は真栄館という写真館のオーナーであり、同所は本書の発行所でもあります。目次より:日布間の歴史的関係、ハワイに於ける日本人の地位、地理、歴史、人口、布哇の政體、移民、布哇農産業、商業、工業、金融機関、宗教、教育、日本官廳、新聞雑誌、團體、布哇の日本人、重要時事、布哇と帝国軍艦、同胞と社会時事條約及法律、附録:漂流談。

866p.+題字2p.+序(有田八郎)/凡例12p.+地図(カラー)1葉+目次8p.+写真24p.+広告20p.

【文生書院:復刻版『初期在北米日本人の記録』に収録されています】

ISBN 4-89253-227-4

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Early American Newspapers, Series 8 and Series 9 リリース開始 【Readex Blog】

2012年03月16日 · 代理店物

Readex announces Early American Newspapers, Series 8 and Series 9, 1832-1922

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好評をいただいておりますReadex社のEarly American Newspapers シリーズですが、1~7に続き、シリーズ8、シリーズ9のリリースが発表されました。地方におけるアメリカの種々の新聞から、重要かつ長期にわたり発行されたものを収録します。19世紀と20世紀初頭をカバーし、Readex社のEarly American Newspapers シリーズの地理的、年代的な多様性を深めるでしょう。この春よりリリース開始です。
Readex社ブログはこちらからどうぞ。

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Key titles in EARLY AMERICAN NEWSPAPERS, SERIES 8

Key titles in EARLY AMERICAN NEWSPAPERS, SERIES 9

(文生書院 Readex社 : Early American Newspapers ホームページはこちら)

[YK]

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